2014.06.20
辞書引き学習への疑問は当ホームページへ
辞書引き学習に対する疑問は、当ホームページへお寄せください。
辞書引き学習は、辞書を引く習慣を育てることで、
①自ら学ぶ習慣を習得させること
②言葉への興味・関心を高めさせること
③語彙力を高めることで思考力を身につけさせること
の3点を狙っています。
従来の指導の仕方である、辞書の引き方を理解させるために、50音の言葉の並び方などの辞典上の言葉の並び方を教えるだけでは、辞書を引く習慣や、言葉への関心、語彙力などは身に付かないのです。
辞書に付箋を貼ることの価値は、実際に辞書引き学習に取り組んでいる子どもにしか分からないかもしれません。
確かに、大人から見ると、とても無駄な行為に見えます。付箋をたくさんつけると、引くときに邪魔になるのではないか、わかっている言葉を引いても意味がないのではないか、などなど。
でも、子どもの視点で考えてみてください。
子どもにとっては、辞書をたくさん読んだということが、たくさんの付箋という「形」として残っていくことは自信になるのです。
また、付箋に、見つけた言葉を書き込むことにより、記憶に残ります。ただ、読むだけでは記憶に残りにくいものです。
そして付箋を貼るという行為は、子どもにとって魅力的な行為です。子どもがシールを好むこととよく似ていますね。
子どもの中には、何千枚、何万枚もの付箋を辞書に貼りながら、辞書をたくさん読んだり引いたりする子どももいます。
こうした子どもに尋ねてみると、確かに引くときに邪魔にはなるが、付箋を貼っていくのは遣り甲斐なので、早く引けるかどうかはあまり問題ではないこと、そして早く引くために、別の付箋を貼らない辞書を用意することなど、辞書の使い方に関して大人がおどろくほどこだわりをもって取り組んでいる子どもが驚くほど多いことに気づきます。
こうしたことは、実際にしっかり辞書引き学習に取り組んでいると実感できます。
ものは試しです、ぜひ取り組んでみてください。
そして、疑問な点があれば、当ホームページにおたずねください。
お待ちしております。